2018年11月1日 更新
8月25日(土)炎暑の午後2時半にJR四谷駅赤坂口に留学生7名、ボランティア20名が集合し、迎賓館を見学しました。
迎賓館は、明治42年に後の大正天皇の皇太子時代のお住い・東宮御所として、建築家片山東熊により設計建築されたネオバロック様式の西洋風宮殿で、昭和天皇の新婚時代のお住い等として一時期使用され、戦後に国へ移管、外国国賓の迎賓館として昭和49年に改修され、外国からの国賓・公賓の宿泊、歓迎行事、首脳会談、晩餐会等の外交の場となっています。
参加者は各自希望言語のイアホン解説に加え、東京銀杏会会員で迎賓館のボランティア説明員の追加説明や質疑応答もあり、1時間程かけて「花鳥の間」⇒「彩鸞の間」⇒「大ホール」⇒「羽衣の間」の各豪華絢爛たる部屋を見学。各間ともその名の通り、西欧風の大広間の4面の壁・天井・床に日本の美を融合させた見応えのある空間でした。特に、「花鳥の間」の天井に描かれた36枚の絵や、欄間に張られたゴブラン織風綴織、壁面に飾られた濤川惣助作の『七宝花鳥図三十額』は見ものでした。
今年も、昨年同様に藤田嗣治の絵画(6点)の特別展示があり、楽しむことができました。
本館内の見学後は、全面砂利敷きの主庭に出て、花壇のフォード大統領植樹のハナミズキなどを見て、中央の噴水池の前で集合写真。その後、迎賓館前庭へ移動し、本館建物を正面に眺めながら、再びボランティア説明員の懇切丁寧な説明、参加者の質問などがあった後、集合写真撮影で見学会は終了となりました。
迎賓館見学後は、四谷駅近くの「餃子酒場」に入り留学生7名とボランティア20名と迎賓館のボランティア説明員も加わり、生ビール、餃子、チャーハンなど頂きながら、留学生のスピーチ等皆で交流を深め、最後に田中寿徳前社会貢献委員長の一本締めで交流会を終えました。